THE SECOND 2026、4年連続ファイナルの結末
2026年5月16日、フジテレビ系『アサヒ ゴールドpresents THE SECOND〜漫才トーナメント〜2026』。金属バットは決勝まで駆け上がり、結成18年目のトットに惜敗。優勝賞金1,000万円は4代目王者トットの手に渡った(オリコン)。
4年連続4回目のファイナル。それでも頂点には届かない。この“あと一歩”こそが、金属バットというコンビの物語の中核にある。
友保隼平、語った「本当の不安」
『ほぼ日』連載「友保さんの、本当の話。」最終回で、友保は芸人人生で一番落ち込んだ時期を率直に明かした(ほぼ日)。「くらってしまうよな」——他人と比べて沈むこと、ウケなかった夜の空気、辞めようと思った瞬間。
『集英社オンライン』の取材ではこう言い切っている。「地獄に鼻までつかっていた」「やめるほうが賢いんですよ。俺らは臆病もんやから、ただただ続けただけ」(集英社オンライン)。
不安を売りにする芸人ではない。けれど、不安を抱えたまま舞台に立ち続けた者だけが持つ、あの独特の重さ——それが友保の漫才の輪郭をつくっている。

小林圭輔の「やばい」は、どこから来るのか
相方・小林圭輔のキャラクターは、しばしば「やばい」と形容される。ヤンキーに絡まれて起きた“奇跡”、ラジオでさらりと結婚を報告した飄々さ、夜の街を漂うようなあの独特の空気感。
THE SECOND 2026決勝直前、小林はヤング相手に「過去対戦して勝ってる、同じ結果になる」と挑発(Yahoo!ニュース)。物価高ネタを織り交ぜながら賞金額に言及する飄々ぶり。普通の芸人がやれば角が立つ発言を、小林がやると“味”になる。
この「やばさ」は炎上系のそれではなく、生活感のにじむ凄みだ。劇場で擦り切れるほど鍛えた者だけが持つ、現場の匂い。だから観客は引き込まれる。
4年目のファイナルが残したもの
事前インタビューで友保は「夜中に宮根誠司の前で漫才はしたくない」と笑いを取り(livedoor NEWS)、緊張をほぐすかのように振る舞った。だが結果は準優勝。それでも金属バットは“次”を語っている。
優勝後に描く「テレビだけじゃない唯一無二の活動」構想——劇場、ラジオ、配信、書籍。彼らの戦場は地上波だけではない(Yahoo!ニュース)。
“勝てなかった”ことが、次の物語の燃料になる。芸人を辞めなかった理由を「臆病やから」と笑う男たちが、ここまで来た。続きが見たい——そう思わせる夜だった。
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