「2泊19万円」——それでも取れなかった札幌のホテル
2026年3月13日、嵐のラストツアー「ARASHI LIVE TOUR 2026 We are ARASHI」がついに開幕した。会場は北海道・大和ハウスプレミストドーム。3日間で約15万人が集結するモンスター級イベントだ。
しかし開幕前から異変は起きていた。ツアー日程が発表された瞬間、札幌市内のホテルが文字通り瞬殺された。
「2泊19万円でも取れなかった」——SNSにそんな悲鳴が溢れた。
通常1泊1万5,750円のホテルが7万9,800円(約5倍)に高騰。1泊1万円以下のビジホが12万円前後まで跳ね上がり、民泊は通常の3倍超の10万円でもほぼ満室という異常事態に突入した。
ホテル難民を生んだ「W災害」
札幌のホテル不足には、嵐公演だけでなくもう一つの要因が重なっていた。
北海道大学・教育大学の後期入試シーズンと日程が完全に重複したのだ。受験生とアラシックが同じタイミングで同じ市内のホテルを奪い合うという、誰も予測できなかった事態が発生。受験生がホテルを取れず途方に暮れる事態に発展し、社会問題として各メディアが報じた。
有限会社恒志堂は受験生救済として「合格応援価格5,900円」の特別部屋を提供するという異例の対応まで迫られた。
「旭川かラブホか」——究極の二択
追い詰められたファンたちの前に浮上した選択肢がこれだ。
選択肢①:ラブホテル泊 札幌市内の一部ラブホが女性同士向けの「コンサートプラン」を設定。最大2名で8万円〜という価格だったが、市内に残った選択肢としては割安な部類だった。
選択肢②:旭川泊 札幌から特急で約1時間20分。距離こそあるが、JRが深夜臨時特急を運行するという情報が広まり、一気に「旭川泊」が現実的な選択肢として浮上した。
結論として、トラベルライターやファンコミュニティで「旭川の方が圧倒的に便利」という声が広まり、旭川・滝川・深川エリアのホテルまで次々と埋まっていった。
JR北海道「神列車」が旭川泊を可能にした
旭川泊を現実にした最大の立役者がJR北海道の臨時特急列車だ。通常ダイヤでは終演後に旭川まで帰ることは不可能に近い。しかしJRは嵐公演に合わせて以下の深夜便を運行した。
▼特急「カムイ95号」 札幌 22:59発 → 旭川 23:30着
▼特急「ライラック97号」(通称・神列車) 札幌 23:16発 → 旭川 翌0:47着
深夜0時47分に旭川着
これが「深夜1時の旭川駅に女性が殺到」した正体だ。コンサート終了後にライラック97号で移動したファンたちが、まとめて旭川駅に降り立ったのだ。
なお3月14日以降は全車指定席に変更されたため、事前予約なしでは乗れない状況だった。指定席を確保できたファンとそうでないファンで明暗が分かれた。
旭川まで「嵐特需」が波及——羽田便もほぼ満席
興味深いのは、旭川が単なる「ホテル難民の受け皿」に留まらなかった点だ。北海道新聞の報道によると、羽田〜旭川線がほぼ満席になるという異例の事態も発生。旭川市や近郊エリアでも「嵐特需」として地域経済への波及効果が確認された。
札幌が飽和する中、旭川が思わぬ形で恩恵を受けたという構図だ。
次の公演地・今すぐホテルを押さえろ
今後のラストツアー日程は名古屋・福岡・大阪・東京と続く。札幌の教訓を活かして、今すぐホテルを確保するのが鉄則だ。
🏨 楽天トラベル|全国コンサート遠征ホテル最安値検索
🏨 じゃらん|名古屋・福岡・大阪・東京のホテル
📦 Amazon|コンサート遠征グッズ(モバイルバッテリー・折りたたみ傘・エコバッグ)
🛍️ 楽天|遠征バッグ・うちわ収納・グッズケース
まとめ:札幌が教えてくれた「遠征の新常識」
| 状況 | 数字・事実 |
|---|---|
| 札幌公演動員数 | 3日間で約15万人 |
| ホテル高騰幅 | 通常の最大5〜12倍 |
| 2泊の最高値 | 19万円超えの声あり |
| 旭川臨時特急 | 深夜0:47旭川着・ライラック97号 |
| 旭川への波及 | 羽田〜旭川線ほぼ満席に |
嵐5人が再び同じステージに立つのは、あと数か月しかない。ホテルは動いた瞬間に消える。次の公演地のホテルは「今日」押さえるのが2026年の遠征の新常識だ。

