The golden age is over. Welcome to the real business world. (黄金時代は終わった。リアルなビジネス世界へようこそ。)
かめきちです。今日も道内のあちこちを飛び回ってますが、最近よく聞かれるのが「コインランドリー投資ってどうなの?」という質問。
電気工事で様々な店舗の裏側を見てきた立場から言わせてもらうと、2026年のコインランドリーは完全に”実業”になった。「機械置いて放置で儲かる」なんて甘い時代は、とっくに終わってます。
でも──需要がなくなったわけじゃない。むしろ構造的には強くなってる。問題は、「誰でも勝てる」から「ちゃんとやった人だけが勝てる」市場に変わったってこと。
Reality Check:2026年の追い風と向かい風
まだまだ伸びる構造的需要
共働き世帯は7割に迫り、時短ニーズは年々高まってる。特に布団、毛布、作業着など「家では無理な大物洗い」の需要は根強い。北海道なら冬物の厚手寝具、春の花粉対策、梅雨時の乾燥需要もある。
DXで差がつく時代
混雑状況のアプリ表示、キャッシュレス決済、遠隔監視──これらを導入してる店は明らかに回転率が違う。逆に現金オンリー、アナログ運営の店は、どんどん取り残されてる。
でも、向かい風はエグい
- エネルギーコストの乱高下:乾燥機メインの収益構造だから、ガス・電気代が跳ねると利益を直撃。料金改定できない商圏だと、売上あっても利益が飛ぶ。
- 過当競合の現実:半径1km以内に競合が2〜3店あるエリアは、もはやレッドオーシャン。「3番手」以降の店は、稼働率が一気に落ちる。
- 無人店舗のリスク:両替機荒らし、売上金盗難は現実に起きてる。防犯対策費を甘く見ると、後から痛い目に遭う。
Numbers Don’t Lie:数字で見る現実
業界でよく言われる「月商50万〜300万」って数字、これは確かにリアル。でも見るべきは売上じゃない。
手元キャッシュ=売上−(家賃+光熱費+保守費+ローン返済)
失敗パターンの鉄板
- 家賃・ローン返済:売上の30%超えたらアウト
- 光熱費:売上の25%を超えると厳しい
- 稼働率:「満稼働前提」で計算すると必ず失敗。現実は60〜70%
北海道だと冬季暖房費も加わるから、光熱費の見積もりが甘いと致命傷になる。
電気屋目線:勝てる店の共通点
現場で色んな店の配線工事やメンテを見てきたけど、「勝ってる店」には共通点がある。
Location is everything, but not just population
人口密度だけじゃダメ。集合住宅比率、ファミリー世帯比率、車動線・駐車場、競合との距離、そして北海道なら冬の除雪状況まで全部関係する。雨や雪の日の導線も重要。
乾燥機が金脈
収益は洗濯より乾燥。だから「乾燥待ち」が発生しない台数構成と動線設計が命。電気容量の設計も、乾燥機メインで考えないと後から増設で大変なことになる。
最初から防犯・キャッシュレス前提
現金管理の手間とリスクを考えたら、キャッシュレス比率を上げるのは必須。防犯カメラ、照明、見通しの良いレイアウト──これらは「後から追加」じゃなく、最初から組み込むべき。
価格改定の余地を残す
周辺と同じ品質・同じサービスだと値上げできない。清潔感、機器性能、アプリ対応、待合環境で差をつけて、光熱費が上がっても対応できる余地を作っておく。
Go or No Go:判断するための4つの質問
もしあなたが本気で検討してるなら、この4つに明確に答えられるか?
- 出店希望エリアは?(具体的な市町村まで)
- 物件は自己所有?賃貸?(家賃はいくらまで耐えられる?)
- 新規?既存店買収もOK?
- 自己資金と借入の上限は?
これに答えられないなら、まだ動くべきじゃない。
Final Words:夢じゃなく、事業として向き合えるか
The dream of passive income is dead. But the business opportunity is still alive. (不労所得の夢は死んだ。でもビジネスチャンスはまだ生きている。)
2026年のコインランドリーは、「楽して儲ける」ビジネスじゃない。でも、地域に必要なインフラを作り、泥臭く経営する覚悟があるなら、まだチャンスはある。
電気工事の現場で見てきた「勝ってる店」と「負けてる店」の差は、結局のところ「どれだけ真剣に取り組んだか」。
あなたはどっち側に立つ?


