The Phantom Jump — 138.5mの衝撃
2026年2月17日(日本時間)、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスキージャンプ男子スーパーチーム。舞台はイタリア・プレダッツォのジャンプスタジアム。
日本代表は二階堂蓮と小林陵侑。この二人が見せたのは、希望と絶望が同時に降ってくるような、信じられないドラマだった。
3回目のラウンドで二階堂が放った138.5mのビッグジャンプ。
着地の瞬間、日本は暫定2位に浮上した。
メダルが、見えた。
しかし——。
What Happened? — 打ち切りの真相
空から降り始めた重い湿雪と強い向かい風。コンディションは一気に崩れた。
レースディレクターのサンドロ・ペトリエ氏は競技を中断。
最終的に3回目のラウンドそのものが無効となり、2回目までの成績で順位が確定した。
つまり、二階堂の138.5mは記録上「なかったこと」になった。
“幻”になった理由 — ルールを整理
スーパーチームは2人1組で3回ずつ飛ぶ新種目。ルール上、ラウンド途中で中止になった場合、そのラウンド全体が無効になる。
二階堂だけでなく、3回目に飛んだ全選手のジャンプが消えた。
公平性のためのルールとはいえ、あの138.5mを見た人には、なんとも残酷な話だ。
最終順位 — The Final Standings
| 順位 | 国 | 合計(2回目まで) |
|---|---|---|
| 🥇 | オーストリア | — |
| 🥈 | ポーランド | — |
| 🥉 | ノルウェー | — |
| 4位 | ドイツ | — |
| 5位 | スロベニア | — |
| 6位 | 日本(二階堂蓮・小林陵侑) | 535.2点 |
3回目が成立していれば、日本は2位。
その差がどれだけ重いか、数字を見ればわかる。
二階堂蓮のコメント — “これがオリンピック”
「悔しさはもう通り越して前向きです」 「これがオリンピック。そう思うしかない」
22歳の言葉にしては、あまりにも大人だ。しかし内に秘めた悔しさは、次のワールドカップ、そして次のオリンピックへの燃料になるはずだ。
Why This Matters — この”幻のジャンプ”が語ること
138.5m。それは条件が揃えばメダルに届く日本の実力を、世界に示した飛距離だった。
スキージャンプは自然との戦いだ。風、雪、気温——すべてが味方にも敵にもなる。今回は敵になった。でも、二階堂蓮がヒルサイズいっぱいに飛んだという事実は消えない。
記録には残らなくても、記憶には残る。
Never Forget — まとめ
- 種目: スキージャンプ男子スーパーチーム(新種目)
- 日本代表: 二階堂蓮 × 小林陵侑
- 二階堂の3回目: 138.5m → 暫定2位浮上
- 打ち切り理由: 重い湿雪+強い向かい風で公平性を確保できず
- ルール: ラウンド途中中止 → そのラウンド全体が無効
- 最終結果: 2回目までの成績で日本6位(535.2点)
- 金メダル: オーストリア、銀: ポーランド、銅: ノルウェー
参考リンク
- 日テレNEWS — 二階堂蓮138.5mビッグジャンプ
- 読売新聞 — 二階堂蓮の大ジャンプは幻に
- 日刊スポーツ — スキージャンプ男子スーパーチーム
- オリンピック公式 — 結果詳細
- サンスポ — “幻の”138.5m
記録に残らない138.5m。でも、あのジャンプを見た全員が知っている。二階堂蓮は、飛べる男だということを。


