2026年の花粉、どうなる?
日本気象協会の予測(2026年1月15日発表)によると、 今年の花粉はこうなる。
スギ花粉の飛散開始 → 九州・東海は2月上旬から → 関東・近畿は2月中旬から
飛散ピーク → 2月下旬〜3月中旬
飛散量 → 東日本・北日本は例年より多い → 東北は前年の約3倍 → 北海道は前年比420%(シラカバ花粉は4〜6月) → 西日本は例年並み
| 地域 | 例年比 | 前年比 |
|---|---|---|
| 北海道 | 非常に多い | 約4.2倍 |
| 東北 | 非常に多い | 約3倍 |
| 関東 | やや多い | やや多い |
| 東海 | やや多い | やや多い |
| 近畿 | 例年並み | やや少ない |
| 九州 | 例年並み | やや少ない |
※日本気象協会・ウェザーニュース発表データより
つまり 今年は「例年より多い」地域が大半。
「去年そこまでひどくなかったから大丈夫」 は今年に限っては通用しない。
なぜ「ピーク前」が勝負なのか
花粉症の薬には 「初期療法」という考え方がある。
花粉が本格的に飛ぶ 1〜2週間前から薬を飲み始めると、 シーズン中の症状が 大幅に軽くなるというもの。
薬の最大効果が出るまでに 約1週間かかる。
症状がひどくなってから 慌てて飲んでも遅い。
2月下旬が飛散ピークなら、 今(2月中旬)がまさにそのタイミング。
準備①|病院に行く。今すぐ。
「市販薬で乗り切る」 という人も多いけど、
毎年つらい思いをしてるなら 一度ちゃんと受診したほうがいい。
理由は3つ。
自分に合った薬がわかる。
第2世代抗ヒスタミン薬だけでも 種類はたくさんある。 アレグラ、アレジオン、ビラノア、デザレックスなど。 眠くなりにくいタイプも 処方してもらえる。
点鼻ステロイド薬が使える。
飲み薬だけじゃなく 鼻に直接スプレーするタイプが 実はかなり効く。 市販では手に入りにくいものもある。
重症なら注射(ゾレア)という選択肢もある。
2020年から保険適用になった 抗IgE抗体「ゾレア」は、 飲み薬や点鼻薬で効かない 重症スギ花粉症に使える注射治療。 12歳から対象。
まずは耳鼻咽喉科か アレルギー科を予約しよう。
この記事を読んだら スマホでそのまま予約できる。
準備②|家の中を「花粉ゼロ」にする
外の花粉は防げなくても、 家の中は自分で守れる。
やることはシンプル。
玄関で花粉を落とす。
帰宅したら 玄関で上着をはたく。 髪にも花粉は付く。 できれば玄関に 衣類用の粘着ローラーを置いておく。
空気清浄機を正しく置く。
花粉は重いから 床に近い低い位置に溜まる。
だから空気清浄機は 床に置くのが正解。
置き場所は 玄関か部屋の出入口付近がベスト。
フィルターは HEPAフィルター搭載を選ぶ。 0.3マイクロメートルの粒子を 99.97%以上除去できる。
スギ花粉は約30マイクロメートルだから 余裕でキャッチできる。
24時間つけっぱなしが理想。 電気代は1日数十円程度。
洗濯物は部屋干し。
花粉シーズンの外干しは 自ら花粉を取り込む行為。
部屋干しに切り替えて、 除湿機やサーキュレーターを併用する。
準備③|生活習慣を整える
意外と見落とされがちだけど、 体調が悪いと花粉症は悪化する。
免疫のバランスが崩れると アレルギー反応が強く出る。
やるべきことは地味だけど 確実に効く。
睡眠をしっかり取る。
睡眠不足は 免疫機能を狂わせる。 最低でも6〜7時間。 寝る前のスマホはやめる。 (前の記事を読んだ人はわかるはず)
腸内環境を整える。
免疫細胞の約70%は 腸に集中している。
ヨーグルト、味噌、納豆、キムチなど 発酵食品を意識的に摂る。
即効性はないけど、 2〜3週間続けると 腸内フローラが変わり始める。
今から始めれば ピークの3月に間に合う。
アルコールを控える。
お酒を飲むと 血管が拡張して 鼻づまりが悪化する。
花粉シーズンの飲酒は 自分で症状を重くしているのと同じ。
完全にやめなくていいけど、 量は意識して減らそう。
北海道の人へ
北海道はスギ・ヒノキが少ないから 「花粉症と無縁」と思われがち。
でもシラカバ花粉がある。
ピークは4月下旬〜6月上旬。
しかも今年の北海道は 前年比約420%の飛散予測。
さらにシラカバ花粉には 口腔アレルギー症候群 という厄介な特徴がある。
リンゴ、サクランボ、モモ、 大豆(豆乳)などを食べると 口の中がかゆくなる症状。
「果物を食べると喉がイガイガする」 という人は シラカバ花粉症の可能性がある。
北海道民も 3月中には受診しておこう。
やることリスト
| いつ | 何をする |
|---|---|
| 今すぐ | 耳鼻咽喉科を予約する |
| 今週中 | 空気清浄機の設置・フィルター確認 |
| 今週中 | 玄関に粘着ローラーを置く |
| 今日から | 洗濯物を部屋干しに切り替え |
| 今日から | 発酵食品を毎日食べる |
| 今日から | 睡眠時間を確保する |
| 飲み会 | アルコールは控えめに |
まとめ|花粉は待ってくれない
花粉症は 毎年「今年こそは」と思って 毎年「やっぱりつらい」で終わる。
その繰り返しを断ち切るには、 症状が出る前に動くしかない。
準備①|病院に行く。薬をもらう。
準備②|家の中を花粉ゼロにする。
準備③|睡眠・腸活・節酒で体を整える。
2月下旬の飛散ピークまで、 あと数日しかない。
この記事を読み終わったら、 まず病院の予約を取ろう。
先手を打った人だけが、 今年の春を快適に過ごせる。
※本記事は日本気象協会(2026年1月15日発表 第3報)、ウェザーニュース、各医療機関の公開情報を参考に構成しています。症状や治療については必ず医師にご相談ください。


