2026年2月16日、 みずほ証券の社員がインサイダー取引に関与した疑いで 証券取引等監視委員会による強制調査が判明。
「自分の口座、大丈夫?」 「取引に制限かかる?」 「資産は安全なの?」
みずほ証券に口座を持っている人が 今すぐ知りたいことを、 ポイントごとに整理した。
結論から言うと
現時点で、顧客の口座や資産への直接的な影響は報じられていない。
今回の疑惑は 投資銀行部門の社員個人による インサイダー取引の問題であり、 顧客の資産が流用されたという話ではない。
ただし、今後の展開次第では 注意すべき点がいくつかある。
Q1. 口座の取引は普通にできる?
→ できる。現時点で制限なし。
2月16日時点で、みずほ証券から 「取引制限」や「サービス停止」に関する アナウンスは出ていない。
株式の売買、投資信託の購入・解約、 NISA口座での取引も通常通り可能。
Q2. 預けている資産は安全?
→ 安全。法律で守られている。
証券会社には「分別管理」が義務付けられている。
これは顧客の資産と、 証券会社自身の財産を完全に分けて管理する制度。
つまり、会社に何かあっても 顧客の株や現金が勝手に使われることはない。
さらに万が一のセーフティネットとして 「日本投資者保護基金」がある。
証券会社が分別管理に違反して 資産の返還ができなくなった場合でも、 1人あたり1,000万円まで補償される仕組みだ。
ただし今回はそもそも 「会社の経営危機」や「資産流用」の話ではないので、 この制度が発動するような事態にはなっていない。
Q3. 今後、業務停止になる可能性は?
→ ゼロではないが、現時点では未定。
過去の証券会社の不祥事では、 金融庁から以下のような処分が出た事例がある。
| 処分の種類 | 内容 | 顧客への影響 |
|---|---|---|
| 業務改善命令 | 再発防止策の提出を求める | 基本的に取引への影響なし |
| 業務停止命令 | 一定期間、特定業務を停止 | 新規勧誘が停止される等の制限あり |
| 登録取消 | 証券業の登録そのものを抹消 | 口座移管が必要になる(最も重い処分) |
今回はまだ「調査段階」。 処分が出るかどうかすら未定の状況。
仮に業務改善命令が出ても、 既存の顧客が取引できなくなることは通常ない。
業務停止命令の場合でも、 対象は「新規勧誘」など一部業務に限定されるケースが多く、 既存口座での売買が完全停止になった例は極めて少ない。
Q4. みずほFG(8411)の株価に影響ある?
→ 注視が必要。
2月16日の報道が出たのは月曜午後。 市場の反応は翌営業日以降に出てくる可能性がある。
過去の類似事例では、 社員個人の不正の場合は株価への影響は限定的だが、 組織ぐるみの問題と認定されたり 行政処分が重くなると下押し圧力が強まる傾向がある。
みずほFGの株を保有している人は、 続報と処分内容をウォッチしておくのが無難。
Q5. 自分が気をつけるべきことは?
1. フィッシング詐欺に注意
こういう大きなニュースが出ると、 便乗した詐欺メールが必ず増える。
実際に2026年2月9日には 「みずほ証券」を騙る詐欺メールが確認されている。
「不正取引リスクから資産を守るため、 AI監視システムの接続を開始してください」 といった内容のメールはすべて詐欺。
みずほ証券がメールでパスワードや 口座情報の入力を求めることは絶対にない。
2. 不審な取引がないか確認
念のため、自分の口座にログインして 身に覚えのない取引や出金がないか確認しておこう。
万が一不審な点があれば、すぐに連絡を。
みずほ証券 不正取引に関する専用ダイヤル
→ フリーダイヤル 0120-324-855
3. パスワードの見直し
みずほ証券は2025年からパスキー(生体認証)に対応している。
まだ設定していない人は、この機会に切り替えるのがおすすめ。
Q6. 口座を他社に移すべき?
→ 現時点では慌てる必要なし。
繰り返しになるが、 今回は社員個人のインサイダー疑惑であって、 会社の経営が揺らぐような話ではない。
みずほ証券の2025年4〜9月期の決算は 純利益1,053億円(前年比37%増)で過去最高ペース。 財務基盤が不安定な状態ではない。
ただし、今後の処分内容やガバナンス対応に 不安を感じるなら、 他社への口座移管を検討するのも一つの判断。
移管する場合は「特定口座」の移管手続きが必要なので、 移管先の証券会社に事前に確認しておこう。
Q7. NISA口座への影響は?
→ 現時点で影響なし。
NISA口座の非課税枠や運用に 影響が出るという情報は一切出ていない。
仮に将来、業務停止や登録取消という 最悪のシナリオになった場合でも、 NISA口座の資産は他社に移管できる仕組みになっている。
今すぐ焦って何かをする必要はない。
やることチェックリスト
| やること | 緊急度 |
|---|---|
| 口座にログインして不審な取引がないか確認 | すぐやる |
| 不審なメールのリンクは絶対にクリックしない | すぐやる |
| パスキー(生体認証)を設定する | 今週中に |
| みずほFG株を保有中なら続報をウォッチ | 継続 |
| 口座移管の検討は処分内容が出てから判断 | 様子見でOK |
まとめ
みずほ証券のインサイダー取引疑惑は、 社員個人の不正が疑われている段階。
口座保有者の資産や取引に 今すぐ影響が出る状況ではない。
ただし、便乗フィッシング詐欺は確実に増えるので 不審メールへの警戒は必須。
口座の状況確認とセキュリティ強化だけは 今日中にやっておこう。
続報が出次第、この記事も更新していく。
※ 本記事は2026年2月16日時点の報道・公開情報をもとに作成
※ 調査段階の情報であり、処分等は確定していません
※ 個別の投資判断についてはご自身でご確認ください
情報ソース: 日本経済新聞、時事通信、TBS NEWS DIG、みずほ証券公式リリース、日本投資者保護基金、金融庁


