きっかけは一言——「ユニクロみたいな安い服」が炎上した日
2023年2月1日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、MCの谷原章介さんが「見えない貧困」の特集中に「子供はみんなユニクロみたいな安い服を着てたりスマホを持ってたりするから貧困が見えづらい」とコメントした。
この発言にネット上は即反応。
「ユニクロは安くない!」
「世間の感覚とズレすぎ」
「金持ちの発言だな」
と批判が殺到した一方で、
「文脈を読めば貧困層を案じているだけ」
「切り取りが悪い」
という擁護の声もあった。
あれから3年。
2026年の今、この発言が定期的にXで掘り返されるのには理由がある。
ユニクロが本当に「安くない」存在になってしまったからだ。
ユニクロの定番商品、3年でいくら上がった?
2022年秋冬、ユニクロは主力商品の一斉値上げに踏み切った。原材料高と物流コストの高騰が理由だ。その後も客単価は上がり続けている。
ユニクロ定番商品の価格推移(税込)
| 商品名 | 〜2022年春夏 | 2022年秋冬〜 | 値上げ幅 |
|---|---|---|---|
| フリースジャケット | 1,990円 | 2,990円 | +1,000円(約1.5倍) |
| ウルトラライトダウン | 5,990円 | 6,990円 | +1,000円 |
| ヒートテック極暖 | 1,500円 | 1,990円 | +490円(約1.3倍) |
| ヒートテック超極暖 | 1,990円 | 2,990円 | +1,000円(約1.5倍) |
さらにファーストリテイリングの2026年8月期Q1決算(2025年9〜11月)を見ると、国内ユニクロの既存店客単価は前年比+5.3〜8.5%で推移。
セールの値引き幅も小さくなっており、「フリース1,990円の時代」は完全に終わった。
2026年春夏のユニクロUコレクションでは、これまで3,990円だったシャツが4,990円に設定されたという報道もある。「ユニクロ=安い」は、もう過去の常識だ。
怒りの正体は「ユニクロ」じゃない——物価高のデータを見る
谷原さんの発言が3年経っても掘り返されるのは、あの一言が「刺さり続けている」からだ。
刺さる理由は明白で、生活が年々苦しくなっているからにほかならない。
2026年2月の全国消費者物価指数(生鮮食品除く)は前年比+1.6%。
数字だけ見ると落ち着いたようだが、これは「高止まりに慣れた」だけだ。過去5年で物価は累計約12%上昇(eleminist調べ)している。
2026年3月の食品値上げは684品目、平均値上げ率は14%(帝国データバンク調査)。
前年比では7割減と「値上げラッシュは一服」と言われているが、それは「すでに上がりきった」ということでもある。
つまり、問題は谷原さんの言葉選びではない。
ユニクロが1.5倍になり、食品が14%上がり、光熱費が高止まりするこの国で、「安い服」という概念そのものが消えかけていることが本質だ。
テレビに文句を言っても財布は膨らまない——今日やる固定費削減3つ
ここからは現場仕事の自営業者として、自分が実際にやった固定費削減の話をする。
北海道で電気工事をやっていると、ガソリン代だけで月10万円を超えることもある。
物価高は誰よりも体感している。
でもSNSで「高い!」とつぶやいても1円も浮かない。
浮かすには手を動かすしかない。
削減①:スマホ代を月990円にする
大手キャリアに月7,000〜8,000円払っている人は、今すぐ格安プランに変えるだけで年間6〜7万円浮く。
これはフリースジャケット20着分だ。
2026年3月時点の主な選択肢はこのあたり。
| プラン | 月額(税込) | データ容量 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| LINEMO ベストプラン | 990円 | 〜3GB | ソフトバンク回線・LINEギガフリー |
| ahamo | 2,970円 | 30GB | ドコモ回線・5分かけ放題込み |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 〜3GB(段階制) | 楽天エリア内なら無制限3,278円 |
自分は出張先で地図とメールが見られれば十分なので、LINEMOの990円で回している。
動画をよく見る人はahamoか楽天モバイルがいい。
どれもオンラインで5〜10分で手続き完了、違約金もかからない。
削減②:現金払いをやめてポイント還元カードに切り替える
現金で払っている限り、1円も返ってこない。
クレジットカードに切り替えるだけで、日々の支払いの1〜3%がポイントとして戻ってくる。
今(2026年3月19日〜4月6日)、楽天カードは「楽天マジ得フェスティバル」で新規入会&1回利用で10,000ポイント進呈中(通常は5,000ポイント)。
年会費は永年無料で、通常還元率1%。
月10万円カードで払えば月1,000ポイント、年12,000ポイント。
10,000ポイントの入会特典と合わせれば、初年度だけで22,000ポイント(22,000円相当)になる。
ユニクロのウルトラライトダウンが3着買える。
削減③:サブスク棚卸しで月3,000円カット
これは以前も書いたが、使っていないサブスクを放置している人が本当に多い。
自分は昨年、Dropbox Plus(1,500円)、iCloud 200GB(400円)、タスク管理アプリ(980円)を解約して月2,880円・年34,560円を削減した。
iPhoneの「設定 → Apple ID → サブスクリプション」、
Googleの「play.google.com/store/account/subscriptions」で今すぐ確認できる。5分で終わる。
まとめ——浮いたお金で、値段を気にせず服を買いに行こう
| 削減項目 | 月額削減目安 | 年間削減目安 | 手続き時間 |
|---|---|---|---|
| スマホ(格安SIM乗り換え) | 約5,000円 | 約60,000円 | 10分 |
| カード切り替え(楽天カード) | +1,000pt還元/月 | +22,000pt(初年度) | 5分 |
| サブスク棚卸し | 約3,000円 | 約36,000円 | 5分 |
| 合計 | 約9,000円 | 約118,000円 | 20分 |
年間12万円。
これだけあれば、ユニクロで家族全員分の冬服を値段を見ずに買える。
谷原さんの「安い服」発言が刺さるのは、庶民の生活が本当に苦しくなっているから。
その怒りは正しい。でも怒っているだけでは何も変わらない。
20分だけ手を動かして、まず固定費から削ろう。

