■ 4月から空のルールが変わる
2026年2月18日、国土交通省が方針を固めた。
4月から航空機内でのモバイルバッテリーの使用・充電を禁止する。
持ち込み自体はOK。
ただし1人2個まで。
預け荷物は引き続きNG。
国際民間航空機関(ICAO)の基準見直しに合わせた動きで、3月末に正式決定の見通しだ。
■ 何が禁止?何がOK?
| 項目 | 現行ルール | 4月からの新ルール |
|---|---|---|
| モバイルバッテリー→スマホ充電 | OK | 禁止 |
| 機内電源→モバイルバッテリー充電 | OK | 禁止 |
| 機内電源→スマホ直接充電 | OK | OK(従来通り) |
| 持ち込み個数(100Wh以下) | 制限なし | 2個まで |
| 持ち込み個数(100〜160Wh) | 2個まで | 2個まで(予備電池と合算) |
| 160Wh超 | 持込禁止 | 持込禁止 |
| 預け荷物 | NG | NG |
ポイントは「持ち込みはできるけど、機内では使えない」ということ。
カバンに入れて持っていくのはOKだ。
■ なぜ禁止?──数字が語るリアル
消防庁の初の全国調査によると、リチウムイオン電池による火災件数はこうなっている。
2022年:601件
→ 2023年:739件
→ 2024年:982件
2025年は上半期だけで550件。
右肩上がりが止まらない。
製品別ではモバイルバッテリーが最多で2024年は290件(約3割)。
航空機に限っても深刻だ。2025年1月、韓国・金海空港でエアプサン機の収納棚に入れていたモバイルバッテリーが発火し機体炎上。日本国内でも充電中の発煙・発火が相次いでいる。
高度1万メートル、逃げ場なし。──That’s why this rule exists.
■ 韓国はすでに実施済み
日本より一足先に動いたのが韓国だ。
2026年1月26日から、大韓航空・アシアナ航空など韓進グループ5社が機内でのモバイルバッテリー使用を全面禁止。 スマホへの給電もNG。持ち込みは絶縁テープ貼付またはチャック付き袋に入れることが条件になっている。
韓国旅行を予定している方は要注意。日本のルールが始まる前から、韓国系エアラインではすでにアウトだ。
■ 飛行機でスマホ充電どうする?対策5選
モバイルバッテリーが使えないなら、どうすればいいのか。
① 座席のUSBポート・コンセントを使う JAL・ANAの国内線は中距離以上の機材にUSBポート搭載が進んでいる。機内電源からスマホへの直接充電は引き続きOKだ。
② 搭乗前にフル充電しておく Basic but essential. 空港のラウンジや充電スポットで100%にしてから乗る。これが最強の対策。
③ 省電力モードを活用 フライト中は機内モードに加えて省電力モードをON。画面の明るさも落とす。バッテリー消費を半分以下に抑えられる。
④ 短時間のフライトなら割り切る 国内線1〜2時間のフライトなら、そもそもモバイルバッテリーは不要。搭乗前と到着後に充電すれば十分。
⑤ 空港の充電ステーションを活用 新千歳・羽田・那覇など主要空港にはフリーの充電スポットがある。乗り継ぎ時間にしっかりチャージしておこう。
■ そもそもなぜ燃える?
リチウムイオン電池が発火する主な原因は3つ。
外部からの衝撃
落としたり、カバンの中で圧迫されたりして内部のセパレーター(絶縁体)が壊れ、ショートが起きる。
高温環境
真夏の車内放置や直射日光。電池内部の温度が上がると熱暴走を起こす。夏場に事故が急増するのはこのため。
劣化・粗悪品
長期間の使用でバッテリーが膨張した状態は危険信号。また安価な非認証品は安全保護回路が不十分なケースがある。
膨らんでいたら即使用中止。
これだけは覚えておいてほしい。
■ まとめ──No Battery, No Problem
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| いつから | 2026年4月(3月末に正式決定見込み) |
| 何が禁止 | 機内でのモバイルバッテリー使用・充電 |
| 持ち込み | OK、ただし2個まで |
| 預け荷物 | 引き続きNG |
| 対策 | 座席USB充電・搭乗前フル充電・省電力モード |
出張で北海道内を飛び回る身としては、正直なかなかの影響。
でも燃えたら話にならない。
搭乗前フル充電の習慣、今から始めておいて損はない。
参考ソース


