「今期も赤字。公庫も銀行もダメだった。商工会に行っても話を聞いてくれるだけで、具体的な力にはなってくれない……。」
そんな絶望感の中にいるのは、あなただけではありません。北海道で現場仕事(電気工事・防犯カメラ設置)を営む私も、同じ景色を見てきました。
自営業が10年続く確率は、わずか10%。その「生き残る側」に踏みとどまるために、私がどん底で学んだ「守るべき優先順位」と「現代の駆け込み寺」についてお話しします。
1. どん底でも「これだけ」は汚さなかったプライド
金策に走り回り、身内に頭を下げてやりくりしていた時期、私が自分に課した絶対のルールがあります。
それは、「外注さんへの支払い」と「電材屋(仕入れ先)への支払い」だけは1日も遅らせないということです。
自分自身の給料がゼロでも、ここだけは死守しました。
- 外注さんは「仲間」: 支払いが滞れば、現場で誰も動いてくれなくなります。
- 仕入れ先は「生命線」: 材料が入らなくなれば、その瞬間に商売は終わります。
この「意地」が信頼となり、次の仕事へと繋がりました。もし今、あなたがこの支払いに迷っているなら、迷わず外部の資金調達を頼ってください。信頼を失うコストに比べれば、利息など安いものです。

2. 銀行がダメな時の「一時避難所」:ビジネスローン
「赤字=どこからも借りられない」は間違いです。銀行融資(プロパー融資)は決算書の数字がすべてですが、ノンバンクのビジネスローンは「今の実態」と「これからの返済能力」を見てくれます。
- スピード: 申し込んだその日に回答が出る会社も多い。
- 利便性: 保証人・担保なしで、現場の合間にスマホで申し込める。
公庫のように1ヶ月待たされた挙げ句に断られる……という時間のロスがありません。現場を止める前に、まずは「今、いくら用意できるか」を確認しておくべきです。
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3. 現代の駆け込み寺:ファクタリングという選択肢
最近、急な資金不足を救う「最強の駆け込み寺」として注目されているのがファクタリングです。
これは「借金」ではありません。あなたが持っている「これから入る予定の請求書(売掛金)」を買い取ってもらうシステムです。
- 赤字でもOK: 重視されるのは「あなたの成績」ではなく「取引先の支払い能力」です。
- 負債にならない: 決算書上の借金が増えないため、次回の銀行融資に響きにくい。
- 即金性: 「外注費の支払いが明日なのに現金がない!」という時の最終手段。
手数料はかかりますが、現場と信頼を守るための「経費」だと割り切れるなら、これほど心強い味方はありません。
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まとめ:10%の「生き残る側」へ
自営業を続けることは、向かい風の中で走り続けるようなものです。赤字は「一生懸命戦っている証」であって、恥ではありません。
恥ずべきは、赤字を理由に仲間の信頼を裏切ることです。
銀行や公庫に断られても、道はあります。ビジネスローンやファクタリングを賢く使い、まずはこの1ヶ月を、そして現場を守り抜いてください。「現金さえあれば、商売は何度でもやり直せる」。これが、現場で戦う私からあなたへ伝えたい唯一の真実です。

