同日に二つの障害、原因も結末もそれぞれ違った
7月16日は「クレカが使えない」「PayPayが開かない」の声がSNSを埋め尽くした一日でした。ですが朝と夕方はまったく別の原因による、別々のトラブルだったことが分かっています。そしてどちらも同日中に復旧済みです。
朝:CARDNET障害は原因不明のまま自然収束
朝10時ごろ、Visaブランドや三井住友カードを中心に決済エラーが多発。決済中継大手CARDNETが3回にわたり障害を検知・報告しました。日本カードネットワークは「自社の障害発生報告ではなく、加盟店側でエラーが通常より多い場合に出す検知速報」と説明。火元は特定されないまま、同日中に「回復報(最終報)」が出て終息しました。
夕方:PayPay障害の正体はAWS世界規模ダウン、午後6時半に復旧
午後5時40分ごろから、AWSのCDN機能「Amazon CloudFront」が世界規模で不調に。「VPC Origins」という機能で問題が発生し、これを使わないサービスは影響を避けられました。PayPayだけでなく、ニコニコ生放送、はてなブログ、noteも同時に不安定になりましたが、午後6時30分ごろ、PayPayの決済・チャージ・送金機能はすべて復旧。原因もAWS側と明確に発表されています。
二つの障害は無関係、でも「同じ日に重なった」印象は強く残る
CARDNETは決済ネットワークの中継、PayPayはAWSという外部クラウド基盤。直接の因果関係はありませんが、同日に重なったことでSNSでは「日本の決済がまとめて壊れた」という誤解も広がりました。原因を一つに決めつけず、都度公式発表で確認する姿勢が大切です。
現場で使える備え
キャッシュレス障害は予告なく起きます。現場を飛び回る仕事では、支払い手段が一つに依存しているとその場で詰みます。
まとめ
朝のCARDNET障害は原因不明のまま復旧、夕方のPayPay障害はAWSのCloudFront不調が原因と判明し午後6時半に復旧。両方とも同日中に解決しています。現金・複数カード・モバイル通信の三段構えが、こういう日の最強の保険です。

