PR

6月から病院のキャンセル料、全員が払うの?

※本ページはプロモーションが含まれています

スポンサーリンク

「6月から病院をドタキャンしたらお金を取られるらしい」

そんなウワサ、SNSで一気に広がりました。でも結論から言うと、“全員が払う”わけではありません。むしろ誤解が独り歩きしている状態です。

正しく知っておけば、必要以上に怖がることはありません。最新情報を整理しましょう。

病院の受付で、6月から始まる予約キャンセル料について不安そうな患者に職員が掲示を見せながら説明しているイラスト

何が変わる?まず事実から

2026年6月1日から、厚生労働省の新ルール(選定療養の改正通知)が施行されます。これにより、病院やクリニックは一定の条件付きで、患者都合の予約キャンセルに対して「キャンセル料」を請求できるようになりました(厚労省通知 保医発0327第7号)。

背景にあるのは、医療現場の悲鳴です。無断キャンセルで他の患者が受診機会を失い、準備コストも無駄になる。年間1000万円弱の赤字が出ているという医療機関の声もありました。

ここまでだけ聞くと「やっぱり払うのか」と身構えてしまいますよね。

でも、ここからが肝心です。

「全国一律で全員」は完全な誤解

ここが最重要ポイント。日テレNEWSによると、厚労省は次のようにハッキリ説明しています。

「予約料なしの患者の場合、キャンセル料は発生しない」

つまり、キャンセル料を取れるのは「予約料を取ります」と厚労省に届け出た医療機関のみ。さらにその中でも、予約料を払う前提で予約した患者が直前にキャンセルした場合に限られます。

通常の無料予約でフラッと予約した人には、キャンセル料は発生しません。実は厚労省自身も「通知の言葉がわかりにくく誤解を生んだ」と認めており、文言を訂正する方向で調整中とのこと。全国一律の義務ではなく、導入するかどうかは医療機関ごとの判断です。

キャンセル料が「取れる」3つの条件

医療機関が請求するには、ハードルがあります。整理するとこうです。

  1. 事前説明と同意:予約時に「患者都合のキャンセルは費用が発生する」と説明し、患者の同意を得ていること。
  2. 情報の明示:料金体系を受付・待合室の掲示に加え、原則として病院の公式サイトにも掲載すること。
  3. 妥当な金額:徴収額は「社会的にみて妥当適切なもの」であること。国が一律の上限額を定めているわけではありませんが、歯科では3,000〜5,000円程度が目安と見る専門家もいます。

突然・高額・説明なしの請求は、ルール上認められないわけです。

SNSのリアルな声

実際の反応はどうか。報道や投稿から拾いました。

  • 賛成派:「私は賛成。ワクチンとか枠が限られている予約をドタキャンされると、本当に必要な人が打てなくなる」
  • 反対派:「すごく優しくない手法ですよね。やむを得ない事情なんて、生きていればいくらでもある」
  • 不安の声:「子どもの発熱で歯医者の検診をキャンセルしがち。高額請求されたらどうしよう…」

賛否が割れる一方で、「結局うちのかかりつけは対象なの?」という戸惑いが目立ちました。

答えは、

かかっている医療機関が予約料を導入しているかどうか次第、です。

自分が対象か確認する方法

不安なら、行動はシンプルです。かかりつけの病院やクリニックの公式サイト、または受付の掲示を確認しましょう。予約料・キャンセル料の記載がなければ、あなたの予約はこれまで通り。記載があれば、金額と条件をチェックしておけば安心です。

まとめ:怖がる前に「事実」を

6月からのキャンセル料は、「全国民に課される新税」みたいなものではありません。予約料を取る一部の医療機関で、説明と同意があった場合に限って発生するもの。正しく知っていれば、過度に怖がる必要はないんです。

大事なのは、噂ではなく一次情報を見る習慣。今回の件は、まさにその好例と言えるでしょう。

関連書籍

医療費や制度の仕組みをもっと知っておきたい方へ。家計を守る知識として医療費・社会保険の仕組みがわかる本が役立ちます。診療報酬や医療制度の改定をやさしく学ぶなら医療制度の解説書(楽天)もおすすめです。