今日、函館に衝撃のニュースが走った
2026年3月23日、日本赤十字社が函館市の函館赤十字病院を2027年3月31日をめどに閉院する方向で検討していることを正式に明らかにした。北海道新聞・STV・日テレNEWSなど複数メディアが本日一斉報道。函館市民にとって突然とも言える衝撃の発表だ。
函館赤十字病院とはどんな病院か——基本データ
まず閉院が検討されているこの病院の規模を確認しておこう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 函館赤十字病院 |
| 運営 | 日本赤十字社 |
| 病床数 | 137床(一般病床94床・地域包括ケア病床12床・計106床) |
| 診療科目 | 11科目(内科・消化器内科・循環器内科・血液腫瘍内科・外科・整形外科・麻酔科・リハビリテーション科・放射線科など) |
| 閉院予定 | 2027年3月31日をめど |
地域の中核病院として長年にわたり函館市民の医療を支えてきた施設だ。
理由は「老朽化だけじゃない」——3つの複合的な要因
公式発表の閉院理由は「人口減少・老朽化・医師確保難」の3点だが、それぞれの背景を掘り下げると問題の根深さが見えてくる。
人口減少の深刻さ
函館市の人口は1980年のピーク時34万5千人から現在は大幅に減少が続いており、医療需要そのものが縮小している。患者が減れば収益が落ち、病院経営は立ち行かなくなる。
老朽化という「建て替え不能」の現実
老朽化した建物を建て替えるには多額の費用がかかる。しかし患者数が減少している地域でその投資回収は見込めない。「建て替えるより閉める」という判断は、経営的には合理的でも、地域住民には受け入れがたい現実だ。
医師・看護師不足という構造問題
地方病院への医師確保難は全国的な問題だが、北海道では特に深刻だ。2025年上半期には全国で医療機関の倒産が過去最多の35件を記録(テレビ朝日報道)しており、函館もその波に飲み込まれた形だ。
職員はどうなる?市立函館病院への影響は?
現時点で職員の具体的な再配置先は公表されていないが、日本赤十字社の組織内での再配置が検討されるとみられる。
一方で注目されるのが市立函館病院への影響だ。函館市病院事業は令和5年まで6年連続で単年度黒字を達成しており、全国の自治体病院の中でも経営状態が良い病院として知られる。しかし赤十字病院が閉院すれば、そこへ通っていた患者が市立病院へ流れることになり、混雑増加・診療待ち時間の長期化という負担が懸念される。
これは函館だけの問題じゃない——室蘭でも同時進行
実は函館と同じ時期に、北海道内ではもう一つの大きな病院閉院が進行中だ。
市立室蘭総合病院(室蘭市)も2027年度をめどに閉院する方針を2026年2月25日に正式表明。負債は約85億円、年間延べ約25万人が利用していた病院が姿を消すことになる。室蘭では3病院の再編が同時進行しており、地域医療の構造そのものが激変しつつある。
函館と室蘭、二つの都市で同時期に起きているこの動きは、北海道における「地域医療崩壊」が加速していることの象徴だと言っていい。
病院統廃合が不安な医療従事者の方へ
今回の閉院報道を受け、函館赤十字病院で働く看護師・医療スタッフの方々の間では「自分の職場はどうなるのか」という不安が広がっている。病院の統廃合・閉院は、医療従事者にとってキャリアの転換点になることも多い。
早めに情報収集・転職相談を始めておくことで、選択肢を広げることができる。看護師専門の転職サポートでは、道内・道外問わず希望条件に合った求人を無料で紹介してもらえる。
まとめ——2027年3月、函館の医療地図が変わる
函館赤十字病院の閉院検討は、本日2026年3月23日に明らかになったばかりの速報だ。今後は正式決定・職員の処遇・患者の受け入れ先など、続報が次々と出てくることが予想される。
人口減少・老朽化・医師不足という三重苦が重なった今回の閉院は、函館だけの問題ではなく、地方都市が抱える医療崩壊の縮図だ。この記事は続報が入り次第、随時更新する。

