「今日どこで食べる?」
この答えを探す方法は、もう昔とはかなり変わった。グルメサイトだけで決める時代ではなく、いまはGoogleマップ、Instagram、検索、口コミ、動画
いくつものサービスを行き来しながら店を決める人が増えている。
実際、店舗選びで参考にする情報はマップサービスが79.3%で最多という調査結果も出ている。
しかも若い世代では、店名より先に写真や動画で雰囲気を見る流れが定着した。Z世代向け調査では、飲食店の情報収集に使うサービスとしてInstagramが67.5%、YouTubeが48.1%、TikTokが46.1%という数字が並ぶ。
この記事では、全国でお食事を探すとき、人は実際にどう探しているのかを最新調査ベースで整理した。
まず結論から
いまのお店探しは、ひと言でいえば「地図で探して、SNSで見て、口コミで決める」。
特に強いのはGoogleマップ。位置情報、営業時間、写真、口コミ、混雑状況まで一気に見られるのが武器だ。調査でも、マップサービスを使う理由として「最新情報が取れる」「近くの店を探せる」「口コミの信頼性が高い」が上位に挙がっている。
ただし、見つけ方はマップだけでは終わらない。Instagramやショート動画で料理や店内の空気感をつかみ、最後に口コミを読んで決める。この横断型の探し方が、いまの標準になっている。
1. Googleマップで探す
いちばん定番になっているのがGoogleマップだ。
「近くのランチ」「札幌 居酒屋」「新宿 カフェ」
こんなふうに探して、地図上で候補を比較する。店舗選びで参考にする情報として、マップサービスは79.3%でトップ。
強い理由はシンプルで、場所・営業時間・写真・口コミ・行き方まで一画面で確認できること。マップ利用者の65.9%が「最新情報を取得できるから」と答えており、いま開いているか、近いか、使いやすいかをすぐ判断できるのが大きい。
2026年の変化:Gemini搭載でさらに進化
2026年2月、GoogleマップにAI「Gemini」が搭載された。口コミをAIが自動で要約し、「テラス席はありますか?」「子連れで入れますか?」といった質問に対話形式で答えてくれる。
星の数を眺めるだけの時代から、AIに聞いて判断する時代に一歩踏み出した。お店探しの入口が、また少し変わりつつある。
2. Instagramで探す
料理の写真やリール動画から店を見つける人はかなり増えた。
特に若い層では、文字よりも見た目の説得力が強く、Instagramは飲食店探しの主戦場のひとつだ。Z世代調査では、飲食店の情報収集に使うサービスとしてInstagramが67.5%で最多。
おもしろいのは、Instagramで見つけて終わりではないこと。気になった店を見つけたあと、Googleマップや検索で口コミや営業時間を確認する行動が目立つ。つまりInstagramは、店を“知る入口”として強い。
3. Google検索で調べる
Google検索も、まだまだ強い。
「地域名+ジャンル」「駅名+ランチ」「個室 居酒屋」など、目的を入れて探す人は多い。Z世代調査でも、飲食店を探す際にまず使うサービスの上位にサーチエンジンが入っている。
検索で何を見るかというと、特に多いのは口コミ、メニュー、価格帯。
サーチエンジン利用者が調べる項目として口コミ69.4%、メニュー67.7%、価格帯64.5%が上位だった。
4. グルメサイトで比較する
「もうグルメサイトは使われていない」と思われがちだが、これは少し早計だ。
実際には、食べログ、Retty、ぐるなびなどのグルメサイトは今も有力。飲食店向けメディアが紹介した調査では、飲食店を探す際の情報源としてグルメサイトとGoogleマップが並んで強いことが示されている。
特に30代以上では、グルメサイトの利用感はまだ根強い。一方で若い層ほどGoogleマップやSNSの比重が上がるため、いまはグルメサイト一強ではなく、複数サービス併用の時代と見た方が正確だ。
食べログ ── 口コミ数と検索力は今もダントツ
月間利用者1億人超、掲載店舗数は約87万店。Google検索でのSEO強度が圧倒的で、何か調べれば食べログのページに当たる状態は2026年も変わっていない。点数評価の透明性向上のため、AI不正投稿検知も導入済み。「とりあえず比較したい」「口コミを大量に読みたい」ユーザーにとっては、いまだ替えの効かない存在だ。
特に30代以上では、グルメサイトの利用感はまだ根強い。一方で若い層ほどGoogleマップやSNSの比重が上がるため、いまはグルメサイト一強ではなく、複数サービス併用の時代と見た方が正確だ。 エリア・ジャンル・予算で絞り込んで比較するなら、やはり食べログの検索機能は使いやすい。口コミ数の多さは今も大きな武器だ。楽天ぐるなび ── 宴会・団体の”幹事御用達”
月間ユーザー約4,400万人。飲み放題・個室・コース料理の検索機能が充実しており、30〜50代のビジネス層・宴会幹事に根強い支持がある。楽天ポイントとの連携で、楽天経済圏ユーザーにはメリットが大きい。さらに4言語自動翻訳でインバウンド対応も強化中。2025年にはAIが最適な店を提案するアプリ「UMAME!」のβ版もリリースし、若年層への間口も広げている。
Retty ── “実名口コミ”の信頼感
実名登録制で、知人のおすすめから店を探せるSNS型グルメサイト。口コミがポジティブ寄りになりやすく、「ハズレを引きたくない」ユーザーに好まれる傾向がある。Google予約連携にも対応済み。無料プランからスタートでき、コストを抑えたい個人店にとっても導入ハードルが低い。2026年4月には全国約7万店の「人気店ラインナップ」を更新し、実用性をさらに高めている。
実名口コミグルメサービスNO.1【Retty】ホットペッパーグルメ ── クーポン&ポイントの王道
月間ユーザー約4,500万人。リクルートポイント還元とクーポンによる”お得感”が最大の武器で、カジュアル業態やチェーン店との相性が抜群にいい。即予約機能でリアルタイムの席確保が可能。AirREGIなどリクルート系サービスとの連携もスムーズで、すでにリクルートサービスを使っている店には自然な選択肢になる。
お店探しは感覚で始まり、最後はかなり現実的に着地している。 予算を抑えたいなら、クーポンや割引プランが充実しているホットペッパーグルメで探すのが手っ取り早い。ネット予約でポイントも貯まるので、「決める+お得に行く」が一手で済む。5. YouTubeやTikTokで探す
短い動画で店を知る人も増えている。
料理の量感、提供スピード、客層、店内の音までわかるのが動画の強みだ。Z世代調査では、飲食店情報の収集元としてYouTubeが48.1%、TikTokが46.1%。
テキストより画像や動画の方が効率がいいと感じる人は75.0%。飲食店情報をリールやショート動画から得ることが多い人は71.7%。もはやテキストだけで伝える時代ではない。
6. AI検索で探す——2026年の新トレンド
ここにきて急浮上しているのが、ChatGPTやGeminiなどのAI検索だ。
2026年2月のCOLLINS社調査では、カジュアルな外食でも特別な外食でも、AIツールで飲食店を探す人が約10〜15%に達した。まだ少数派に見えるが、Forbes Japanの報道によれば「SNS経由より、AI検索経由の方が来店率が高い」という傾向も出ている。
「渋谷で電源とWi-Fiがあって、長居できるカフェを教えて」
こんな相談型の探し方が、これからの当たり前になるかもしれない。
7. 知人の紹介で探す
デジタルが強くなっても、人づての情報は消えていない。
2026年調査では、カジュアルな外食で**「家族や友人に聞く」が最多回答**だった。特別な店よりも、普段のごはんほど身近な人の「あそこいいよ」が効く。
知らない誰かの星4.2より、信頼している人のひと言が背中を押す。これは今も変わらない、ちょっと古くて、でも強い探し方だ。
出先のお店探しを快適にするアイテム
旅先や出張先での店探しは、スマホの環境がそのまま判断力に直結する。Googleマップを開きながらInstagramで写真を確認して、口コミを読む——この並行作業を小さな画面でやるのは意外としんどい。
タブレット
画面が大きいだけで、地図と口コミを同時に見比べられる。出張が多い人、旅行好きな人は一台あると店探しの精度が変わる。
モバイルバッテリー
旅先で地図アプリとSNSを交互に使っていると、バッテリーの減りが早い。店を見つける前に電池切れ——これが一番もったいない。
ノイズキャンセリングイヤホン
動画で店の雰囲気を確認したいとき、周囲がうるさいとまともに聞こえない。移動中に店の紹介動画をチェックするなら、ノイキャン付きがあると集中できる。
お店探しに役立つサービス
口コミの「量」と「比較のしやすさ」では食べログが強い。エリア・予算・シーン別に絞り込めるので、候補を一気に並べたいときに重宝する。
「予約までサクッと済ませたい」「クーポンでお得に行きたい」なら、ホットペッパーグルメが使いやすい。飲み会の幹事なら、コース予約とクーポンをまとめて確保できるのが助かる。
よくある質問
飲食店探しで一番使われているのは何ですか?
調査では、店選びで参考にする情報としてマップサービスが79.3%で最多。いまはGoogleマップ中心の探し方がかなり強い。
若い人はグルメサイトを使わないのですか?
使わないわけではない。ただし若い層ほど、GoogleマップやInstagram、動画系サービスの比重が高くなっている。グルメサイトは「比較・確認」の段階で使われる傾向が強い。
AI検索でお店を探す人は増えていますか?
増えている。2026年の調査ではAIツールで飲食店を探す人が約10〜15%に達し、GoogleマップにもGeminiが搭載された。まだ主流ではないが、今後さらに伸びる可能性が高い分野だ。
最後の決め手は何ですか?
口コミの数と信憑性が57.7%で最多。次いで店の評判、店内の雰囲気。口コミは情報収集でも来店判断でも上位に入っている。
まとめ
お店探しは、もう「検索して終わり」ではない。
Googleマップで候補を出して、Instagramで雰囲気を見て、グルメサイトで比較して、口コミで最終確認。そして2026年、AIという新しい入口も加わった。
ツールは変わり続ける。でも、「いい店に出会いたい」という気持ちだけは、昔も今もこれからも同じだ。

