特別版の中身を改めて確認する
← FRLGのSwitch版発表の全貌はこちら2026年2月28日(土)10時、ポケモンセンターオンラインにて発売される『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』特別版。その内容はこうだ。
- GBAパッケージ再現版(ゲームソフト・説明書等の内容物は非付属)
- ガラス製モンスターボールオブジェ(両バージョン共通特典)
- ダウンロードカード(ファイアレッド版orリーフグリーン版)
- 価格:各19,800円(税込)
- 販売場所:ポケモンセンターオンライン(後日店頭販売の可能性あり)
ゲーム本体のダウンロード版が2,000円であることを考えると、約18,000円分は「ガラス製モンスターボールオブジェ」と「GBAパッケージ再現版」というコレクターアイテムに対する価格だ。それでも22年前の思い出とロマンが詰まった一品として、ファンの間では発表直後から「絶対欲しい」「迷わず買う」という声が相次いでいる。
「お一人様9セットまで」が物語るもの
本日のSNSで思わぬ形で爆笑を呼んだのが、特別版の「お一人様9セットまで」という購入上限の設定だ。「9セットも買う猛者はいるの?」「1セットで十分では?」という困惑と笑いが入り混じった反応が続出したが、これは単なる笑い話ではない。
この上限設定が示すのは、運営側が転売リスクをあらかじめ織り込んでいるという事実だ。購入制限を設けなければ大量買い占めが起きることは、過去のポケモン関連グッズの歴史が証明している。「9セット」という数字が絶妙に大きすぎて笑いを誘っているが、裏を返せば「9セット買おうとする人間が現れる」という前提でこの数字が設定されているのだ。
ポケモン転売問題の”黒歴史”
ポケモン関連グッズと転売の問題は、今に始まったことではない。2025年8月にはマクドナルドの「ハッピーセット」ポケモンカードが転売目的で大量買い占めされ、店舗と周辺道路が混乱し大量の食品廃棄まで発生するという深刻な社会問題に発展した。日本マクドナルドはメルカリと協力して転売対策を講じたが、「問題を全く理解していない」と消費者からの怒りを買う結果になった(ben54、2025年8月)。
ポケモンカードにいたっては転売品が定価の2倍以上でメルカリに出品される事態が常態化し、一時期は希少パックが約20万円で取引されるケースまで発生。転売目的での購入が禁止されているにもかかわらず、組織的な買い占めが後を絶たない状況が続いていた。
今回の特別版はなぜ狙われやすいのか
→ 2/27夜23時のPokémon Presents、特別版発売と同日に何が発表される?今回のFRLG特別版が転売ヤーの標的になりやすい条件が、いくつか重なっている。まず「ガラス製モンスターボールオブジェ」という物理的なコレクターアイテムが付属している点だ。ゲームそのものはダウンロード版で2,000円から遊べる以上、この特別版の価値の大部分はオブジェにある。希少性の高い現物コレクターアイテムは、転売市場で最も値がつきやすいカテゴリのひとつだ。
次にポケモン30周年という特別な記念タイミング。節目の年の限定グッズという付加価値は、コレクター心理を強く刺激する。さらに突如発表・即予約開始という奇襲的な販売形態は、情報収集が速い転売ヤーに有利に働く側面もある。
本当に欲しい人が買えるために
転売問題の本質は、本当に欲しいファンの手に届かないという点にある。2025年のマクドナルド騒動では「子どもに買ってあげたかったのに買えなかった」という親の声が社会問題として取り上げられた。今回の特別版も、22年前にFRLGをリアルタイムで遊んだ世代が「当時の記念として手元に置きたい」という純粋な気持ちで購入を望んでいる。
→ 買うならどっち?ファイアレッドとリーフグリーンの選び方転売品に手を出すことは、結果として転売ヤーのビジネスを成立させることになる。定価19,800円の特別版が倍以上の値段でフリマに並ぶという展開は、残念ながら十分にあり得るシナリオだ。公式の再販情報や店頭販売の動向を注視しつつ、まずは2月28日10時のポケモンセンターオンラインを全力で狙うのが最善策だ。
「転売に負けるな」、ファンの底力を見せる時
ポケモンファンは決して転売に無力ではない。情報共有・購入報告・SNSでの拡散によって「まだ買える」「在庫があった」という声を広げることが、本当に欲しい人の手に届く確率を上げる。ポケモン30周年という特別な記念日に、大切な一品を定価で手に入れられるファンが一人でも多くなることを願うばかりだ。


