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熊本地震の病院・医療機関最新状況|診療可能な病院・薬局の確認先

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熊本地震で病院を受診したい人へ|先に確認すること

地震後は、停電・断水・建物の安全確認・救急患者の集中などにより、普段どおりに診療できない医療機関があります。

受診前には、まず以下の公式情報を確認してください。

  • 診療可能な医療機関を探す
    熊本市|災害時の医療について
    熊本市医師会
  • 救急車を呼ぶか、今すぐ受診すべきか迷う場合
    熊本県救急安心センター #7119
    つながらない場合:096-383-1111
    ※24時間365日対応。
  • 意識がない、呼吸が苦しい、強い胸痛、大量出血など命に関わる症状
    119番へ連絡してください。
  • 透析・在宅酸素・人工呼吸器など、継続的な医療が必要な場合
    かかりつけ医療機関・事業者へ連絡し、つながらない、電源確保が難しいなど緊急性が高いときは119番または自治体へ相談してください。

※診療時間・受入状況は変わるため、個人SNSではなく医療機関・自治体の公式発表を優先してください。
更新日:2026年7月29日

熊本の病院連携が注目される理由

災害時は、単に「救急車を増やす」だけでは医療を守れません。

  • どの病院が診療できるのか
  • ベッドや手術室は使えるのか
  • 電気・水・医療ガスは確保できているのか
  • 重症患者をどこへ搬送するのか
  • 避難所の高齢者、持病のある人、妊産婦・乳幼児をどう支えるのか

こうした情報を集約し、医療資源を必要な地域へ振り分ける役割を担うのが、県、保健所、災害拠点病院、DMATなどによる連携です。

病院連携の要は「病院の被害状況」と「受入可能な医療」を早く共有することにあります。

平成28年熊本地震から得た大きな教訓

平成28年熊本地震では、ライフラインの途絶や建物の安全確認などにより、11医療機関で入院患者全員の避難・転院・退院が行われました。対象となった患者は計1,535人です。

また、全国から約2,000人のDMAT隊員が参集し、EMIS(広域災害・救急医療情報システム)で集めた情報をもとに、1,500人を超える病院避難搬送が実施されました。

教訓1:病院自身も被災する前提で備える

地震では患者が増える一方、病院側も停電・断水・通信障害・設備被害に見舞われます。

そのため熊本では、耐震化や非常用電源、給水、医療ガス、事業継続計画(BCP)の整備が重要課題として進められてきました。

教訓2:急性期から避難生活支援まで、切れ目をつくらない

発災直後はDMATが重症患者への対応や病院支援を担い、その後は日本医師会災害医療チーム(JMAT)、日本赤十字社の救護班、保健師、薬剤師、精神医療チームなどが避難所・地域の支援へつなぎます。

熊本地震では、急性期のDMAT活動から、避難所などで活動する医療救護班への引き継ぎが重要なテーマになりました。

教訓3:医療だけでなく、福祉・保健・こころのケアまで連携する

避難が長引くと、外傷以外にも以下のような支援ニーズが増えます。

  • 持病の悪化、服薬の中断
  • 透析や在宅酸素など、継続医療の確保
  • 車中泊などによる健康リスク
  • 高齢者・障害のある人の生活支援
  • 不眠、不安、ストレスへのこころのケア
  • 避難所での感染症対策

熊本県の災害時医療救護マニュアルには、DMATだけでなく、DPAT(災害派遣精神医療チーム)、災害薬事コーディネーター、災害時小児周産期リエゾン、透析患者への対応なども位置づけられています。

令和8年熊本地震で確認されている医療面の対応

厚生労働省が公表した7月28日22時時点の情報では、以下の対応が確認されています。

項目確認されている動き
情報共有熊本県でEMISを災害モードへ変更
DMAT熊本県にDMAT調整本部を設置、九州全県のDMATへ派遣要請
DPAT熊本県でDPAT調整本部を立ち上げ。県内6医療機関から支援要請
透析県内11カ所の透析施設から被害報告を確認、詳細を確認中
保健活動DHEAT(災害時健康危機管理支援チーム)の派遣要請
保険証マイナ保険証や資格確認書を提示できない場合でも、医療保険で受診できる扱いを周知

「いつもの病院が診療しているはず」とは限りません。停電や断水、安全確認、救急患者の集中などで、診療内容や受付時間が変わる可能性があります。

DMAT・EMIS・災害医療コーディネーターの役割

DMATとは?

DMATは、大規模災害の急性期に活動する専門訓練を受けた医療チームです。医師、看護師、業務調整員などで構成され、被災地での救急医療、病院支援、患者搬送の調整などを担います。

EMISとは?

EMISは、病院の被害、ライフライン、診療状況、患者受入情報などを共有するためのシステムです。

現場の病院が「何に困っているか」「どれだけ受け入れられるか」を把握し、支援や搬送につなげるための基盤になります。

災害医療コーディネーターとは?

県や地域の災害医療コーディネーターは、医療チームの配置、患者の受入先、地域内の医療資源を調整する役割を担います。

熊本県では、県内の災害拠点病院を17病院、DMAT指定病院を19施設とし、平時から体制を整備しています(県マニュアル記載、2025年8月時点)。

受診したい・薬が必要なときの確認手順

1. 命に関わる症状は119番へ

意識がない、呼吸が苦しい、強い胸痛、大量出血など、緊急性が高い場合は119番です。

2. 受診前に病院・薬局の公式情報を確認

病院のホームページ、公式SNS、自治体の発信などで、診療可否や受付時間を確認しましょう。電話がつながりにくいこともあるため、公式サイトの案内を優先してください。

3. お薬手帳・薬の情報を持参

薬を飲んでいる人は、お薬手帳、薬の写真、薬局アプリの履歴などを持参すると、避難先や別の医療機関でも相談しやすくなります。

災害時の持ち出し用品を見直すなら、普段使いしながら備えやすい防水のお薬手帳ケースや、停電時の連絡手段を確保する乾電池式ラジオ・モバイルバッテリーも選択肢になります。
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SNSで広がる反応は?「経験を生かしてほしい」という声も

SNSでは、2016年の熊本地震で本震が前震の約28時間後に起きた経験を踏まえ、余震への警戒や安全確保を呼びかける投稿が見られます。また、DMATの自動待機や日本赤十字社による情報収集・支援体制への言及も広がっています。

一方で、SNS上の病院名、診療可否、救急受入の情報には古い投稿や未確認情報が混ざることがあります。

病院の受診情報は、投稿の拡散数ではなく、病院・自治体・厚生労働省などの一次情報で確認することが大切です。

よくある質問

Q. 保険証やマイナンバーカードがなくても受診できますか?

災害の被災者については、マイナ保険証や資格確認書などを提示できない場合でも医療保険で受診できる扱いが周知されています。医療機関で被災状況を伝え、案内を受けてください。

Q. 透析や在宅医療を受けている場合は?

透析、在宅酸素、人工呼吸器など、継続的な医療が必要な場合は、かかりつけ医療機関・事業者の案内を最優先にしてください。連絡が取れない、機器の電源確保が難しいなど緊急性があるときは、自治体窓口や119番への相談も検討してください。

Q. けがはないが不安で眠れません

地震後に不安や不眠が続くことは珍しくありません。避難所や自治体の相談窓口、医療機関の情報を確認してください。DPATなど、こころのケアを担うチームの支援体制も準備されています。

まとめ|「過去の経験」を仕組みに変え、医療をつなぐ

令和8年熊本地震では、平成28年熊本地震の経験を踏まえ、EMISによる情報共有、DMATの派遣調整、被災医療機関への支援、患者搬送、避難生活における保健・福祉支援へと対応が進められています。

ただし、災害時の医療提供体制は変化します。受診・薬・透析・在宅医療などで困ったときは、個人SNSの情報だけで判断せず、病院・自治体・公的機関の最新発表を確認することが重要です。

情報参照先

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