停電・断水・避難生活のあとに怖いのが「暑さ」です。
エアコンや扇風機が止まると、室内でも熱中症の危険が高まります。無理に自宅にとどまらず、冷房が使える場所へ早めに移動する判断が大切です。
熊本では夏の厳しい暑さのなか、地震や停電、断水などが重なると、熱中症が災害後の二次災害になり得ます。とくに高齢者、乳幼児、妊娠中の方、持病がある方、屋外作業をする方は早めの対策を取りましょう。
【8月6日追記】八代市39℃、7日も危険な暑さ
更新日:2026年8月6日21時確認
地震被害が続く熊本県では、8月6日に八代市で39.0℃を観測し、観測史上最高気温に並びました。
熊本県には8月7日を対象とした熱中症警戒アラートが発表されています。熊本市の見通しでは、8月12日ごろまで最高気温35℃前後、最低気温も30℃前後となる日があり、昼夜を問わず警戒が必要です。
片付けや復旧作業は、涼しい朝でも無理をしないでください。暑さは音もなく体力を奪います。
熱中症搬送は309人
総務省消防庁によると、7月27日から8月2日までの1週間に、熊本県内で熱中症により救急搬送された人は309人でした。
地震後は次の条件が重なり、通常より熱中症になりやすくなります。
・断水で十分な水分を確保できない
・避難所や車内に熱がこもる
・片付け作業に集中して休憩を忘れる
・睡眠不足や食事不足で体力が低下する
・高齢者が暑さや喉の渇きを感じにくい
少しでも「いつもと違う」と感じたら、作業を中断してください。
冷房が使えない避難所も
熊本県内で震度7または震度6強を観測した8市町では、指定避難所のうち少なくとも23カ所が、冷房設備の停止や未設置などにより開設できない状況が確認されています。
熊本市では、豊田小学校、杉上小学校、隈庄小学校、富合中学校を対象に、国による避難所空調設備の導入に向けた現地調査が進められています。
避難所へ向かう際は、冷房の稼働状況と受け入れ状況を自治体に確認してください。
臨時クーリングシェルター
熊本県は地震に伴う熱中症対策として、熱中症特別警戒アラートが出ていない日でも利用できる施設を公表しました。
8月6日時点で確認できる宇城・八代地域の施設は次のとおりです。
| 施設 | 開放時間 | 受入人数 |
|---|---|---|
| 熊本トヨタ宇城店 | 火~日・9時30分~18時 | 5~15人 |
| 熊本トヨタ八代店 | 火~日・10時~18時 | 10人 |
| 八代郵便局 | 平日・9時~16時 | 10人程度 |
| 肥後銀行八代支店 | 平日・9時~15時 | 10人程度 |
| まるみつ浜線店 | 毎日・10時~22時30分 | 最大50人 |
| ホームプラザナフコ西原店 | 毎日・9時~19時 | 20人 |
| きずなの里 | 毎日・8時30分~22時 | 20人 |
店舗休業日や混雑状況により利用できない場合があります。断水でトイレが使用できない施設もあるため、出発前に確認してください。
夜も油断しない
避難所や車中泊では、夜間も熱中症が起きます。
・寝る前と起床時に水分を取る
・車内でエンジンを切ったまま眠らない
・冷房が使える安全な施設へ移動する
・高齢者や子どもへ定期的に声をかける
・尿の回数が少ない、色が濃い場合は脱水を疑う
水分だけでなく、汗を多くかいた場合は塩分も補給してください。ただし、持病がある方は医師や避難所の医療スタッフへ相談しましょう。
台風による強風・雨にも注意
台風13号の影響により、熊本県では8月10日ごろにかけて強風となる可能性があります。
地震で損傷した建物や屋根、ブルーシートの近くでは、暑さ対策と同時に強風や飛来物にも注意が必要です。
雨が降った場合は、地震で緩んだ地盤による土砂災害や洪水の危険があります。暑いからといって、損傷した建物や崖の近くで日陰を取らないでください。
救急要請の目安
次の症状がある場合は、すぐに119番へ連絡してください。
・呼びかけへの反応がおかしい
・自力で水分を飲めない
・意識がもうろうとしている
・けいれんしている
・体が異常に熱い
救急車を呼ぶか迷う場合は、熊本県救急安心センター「#7119」へ相談できます。
最新情報
・熊本県|宇城・八代地域のクーリングシェルター
・熊本県|クーリングシェルター一覧
・環境省|熱中症警戒アラート・暑さ指数
・気象庁|令和8年熊本地震ポータル
・熊本市|災害対策本部会議資料
・熊本県|避難生活中の健康管理

